溜池ゴロー
明治大学時代から8ミリ映画にどっぷりハマり、テレビや映画の助監督を経てAV監督へ。これまで2000人以上の女性と向き合い、撮った作品は1300本超。その経験から、セックスを“テクニック”ではなく、会話・信頼・感謝の延長としてとらえます。年齢や生活感、ふたりの関係性を物語にして、官能を人間ドラマに変えてゆきます。
作品を見るこれまでの「あたりまえ」から少しずつ解き放たれていく。心が自由になるって、どういうこと? ひとりの女性が自分の人生をほどいていく姿を、そっと覗いてみる。
小さな心の揺れが大事な作品です。ざらっとした映像と、静かな間(ま)のなかで、彼女の本当の気持ちが少しずつ見えてきます。
「美熟女」「人妻」という“関係性のドラマ”を撮り続けてきた溜池ゴローと、「ガチの素人」「初撮り」「日常のまんま」にこだわってきた素人onlyプラム。一見、地味な組み合わせに見えるかもしれません。でも実は、出会うべくして出会ったコンビなんです。セックスを“テクニック”じゃなく、会話や信頼、感謝の延長としてとらえるまなざし。作りものじゃない、日常そのもののリアルを追いかける姿勢。この2つが重なって、使い古された記号の奥にある、その女性の“背景”そのものを見つめていきます。
明治大学時代から8ミリ映画にどっぷりハマり、テレビや映画の助監督を経てAV監督へ。これまで2000人以上の女性と向き合い、撮った作品は1300本超。その経験から、セックスを“テクニック”ではなく、会話・信頼・感謝の延長としてとらえます。年齢や生活感、ふたりの関係性を物語にして、官能を人間ドラマに変えてゆきます。
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2007年、東京・文京区で生まれたメーカー。制作から販売まで全部自社でやる直販スタイルで、流行に流されない“作家性”を大事にしてきました。ガチの素人・初撮り・日常のリアルにこだわり、四畳半や生活感のある部屋、昭和レトロな空気のなかで、演技じゃない素の揺らぎを文学のように切り取ります。
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学生時代から8ミリ映画にハマって、自主映画を制作。
その後は映像制作会社に入って、数々のテレビドラマや一般映画づくりを経験。やがてハメ撮りから本格的な制作会社の立ち上げまでやって、アダルト業界はもう30数年。
アダルト人妻ドラマの巨匠「溜池ゴロー」、この名前を知らない人はいません。
そんな彼が、いまたどり着いた境地とは?
世の愛すべき女性たちに寄り添う、セラピストとしての顔——?!
ニューヨークで脳科学の資格を取り、今では年齢を問わず女性へのセラピー講座を開講。
これから活躍するセラピストたちのためのセミナーも始めています。
1万人を超える面接と、数えきれない撮影現場。その積み重ねの中で、彼は大人の女性がもつ存在感や余裕、諦め、迷い、ちょっとした背徳感を、ぜんぶ「美しさ」としてとらえ直しました。「熟女」「人妻」という言葉を、ただの属性じゃなく、関係性や背景を背負ったドラマの入り口に変えたんです。この“見せ方”のうまさこそ、溜池ゴローがジャンルの空気を変えた一番の理由。生活の匂いが残る部屋、家庭や職場が透けて見える設定、言葉にしきれない感情を抱えた人物。そういう要素を重ねるから、観ている側はつい、画面の奥にあるその人の人生まで覗き込んでしまうんです。
「正真正銘の女好き」なんだと思います。
江戸ことばで言うなら「女の尻を追いかける人生」、とでも言いましょうか。
面接や撮影で出会った女性、みんな好きになって、愛してしまう厄介な性分…。
(奥さんは、一世を風靡したあの女優さんですからね!)
「お待たせしました、お待たせしすぎたかもしれません」のあの監督のあと、
業界を引っ張ってきたAV監督のひとりじゃないかと。少なくとも僕はそう思ってま〜す!
最近は趣味で六星占術も楽しんでいるんだとか…。
科学的なものから非科学的なものまで「人の深層を知ること」
これがゴローさんの本質なのかもしれませんね。
彼の根っこには、セックスをテクニックじゃなく、会話・信頼・感謝の延長としてとらえる、ブレない姿勢があります。だから作品は、ただの官能では終わらない。体の奥にある暮らしや記憶、孤独、その人が選んできたものまで照らし出す。ストレートな興奮よりも、「なぜこの距離が生まれたのか」「なぜこの人がここにいるのか」を感じさせるつくりになっています。溜池ゴローは、ジャンルそのものを生んだ企画者であり、人間観察者であり、官能をドラマに変えてしまう、ちょっと他にいない演出家なんです。

溜池ゴローの魅力は、なぜかホッとする話し方。話すスピードや間の取り方ひとつで、相手はだんだん本当の気持ちを語り出します。焦らず、うす皮を一枚ずつめくるように、本心へ近づいていきます。

誰の中にもある、自分だけのルール。親から受け継いだものだったり、毎日の積み重ねでこじれてしまったものだったり。普段は表に出ない心の奥の話を、ちょっとした会話から見つけ出し、その違和感を丁寧にほどいて、許していく——そんな過程が収められています。

長いあいだ自分を縛っていたものに気づき、少しずつ解き放っていく。体が満たされることが、心が満たされることにつながり、まるで彼女の人生がよみがえっていくよう。静かで、でも力強いドキュメンタリーになっています。